人は1日30000回も呼吸を行なっています

何気なく行なっている、人には必ず必要なもの。それは呼吸です。胸式呼吸腹式呼吸などがありますが、人は1日に何回呼吸をするか知ってますか?
人は1分間の呼吸は平均15回~20回と言われており、1日でいうと約30000回と言われております。起きているときはもちろん、寝ているときも何をしていても呼吸をしております。
その呼吸が正しく行えないと、肩こりを起こしてしまうということは知っていますか?

正しい呼吸法チェック

①腹式呼吸できますか?

腹式呼吸とは、横隔膜を動かして行なう呼吸のことですが、肩こりを持っている方の9割は腹式呼吸ができないんです。

横隔膜は胸腔と腹腔を分ける板状の筋肉です。膜という名前ですが筋肉なんです。この筋肉を動かせる呼吸法が腹式呼吸です。

②鏡で見たとき肩が動いていませんか?

肩こりの方はほとんどが腹式呼吸が苦手なのでどうしても胸式呼吸になり肩で息をしてしまいます。その結果、無意識でずっと肩を動かしてしまっているのです。このとき、肩こりの原因になる僧帽筋肩甲挙筋を常に使ってしまって、知らない間に固まってしまうのです。

③寝る直前にスマホを触っていませんか?

これも肩こりの大きな要因です。スマホを触る姿勢も良くないのですが、ここでは呼吸の観点から見てみます。人は起きているときは交感神経を優位に、リラックスしているときは副交感神経を優位にしていますが、直前までスマホを触っていると寝る直前まで交感神経優位になってしまいます。そうなると興奮状態のまま眠りについてしまいますので、寝てる時も呼吸が浅くなりやすいのです。浅い呼吸はを動かして呼吸をしてしまうので、寝ている間もずっとを動かしてしまっているのです。その結果、肩こりが強くなってしまいます。

まずこの3点を確認してみてください!1つでもある方は肩こりになりやすいです。

なので、次の予防法を試していきましょう。

腹式呼吸の練習

無意識で腹式呼吸になっていない方は、まず、意識して腹式呼吸をしてみましょう!

簡単に言うと吸うときにお腹を膨らまし、吐くときにお腹を凹ませる呼吸をします。

まずは、思いっきり「フー」と息を吐きます。そのあと、「フッフッフッ」と吐き切ります。そのあと、鼻から思いっきり「スー」と吸ってください。呼吸というのは「呼」が先ですので先に吐くのがコツです。これをリラックスした状態で行なってください。

例えば

このような形でやるのも良いですね!

これを時間があるときに1セット10回「呼吸」をしてください。まずは意識的に行ない、スムーズにできるようになると無意識に腹式呼吸ができるようになります。肩こりを解消するために当院でも肩こりの患者様に指導させていただいております。

寝る前に腹式呼吸

寝る前に腹式呼吸をするのも、深い睡眠がしやすくなります。先ほどの呼吸法を寝転ぶ直前に行ってください。その際は、目を瞑り、自分が一番リラックスができる態勢で行なってください!私も毎日、行なっていますが、やる前より睡眠の質が、格段に上がり、ぐっすりと眠れるようになりました。

日本人の約7割が持っている肩こりを自分のできることから改善

日本人の約7割が抱えている肩こり。実は肩こりというのは日本人だけあると言われている説もあります。それは、技術職が多いこと、デスクワークが多いこと、働きすぎていること。日本の環境にあります。しかし、そうは言っても今の生活をいきなり変えることは不可能です。

だからこそ、自分からできる簡単な呼吸法を行ない、少しでも楽な生活を送りませんか?

もちろん、慢性的な肩こりは呼吸法だけでなくなるほど簡単ではありません。しかし、やるかやらないかで変化を感じた私だからこそこの呼吸法をオススメします。

 

当院では肩こりの治療だけでなく1人ひとりの患者様が症状の改善が早くできるようにその方にあった予防方法もご指導させていただいております。その場の改善ではなく根本を改善して、楽しい生活を送りましょう!


 

京都市右京区西京極 葛野いその鍼灸治院

葛野大路八条バス停すぐ目の前!

院長 礒野功也(いそのかつや)

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