この時期になると手のしびれ、手のダルさが出るという方が増えます。それはこの時期、独特の花粉症と大きく関わっています。花粉症の時期になると増える行為が大きく関係しています。

手のしびれの原因、鼻をすする

花粉症になると目や鼻がかゆくなると思います。その中で、「鼻をすする」ということが多くなる方がほとんどです。実はこの「鼻をすする」ということが手のしびれに大きく関係しているのです。

このときに使っている筋肉は首の周りに付いています。その筋肉が、血流が悪くなり、硬くなってしびれが出るのです。

手のしびれの原因は斜角筋

花粉症の季節の手のしびれ、手のダルさの原因は斜角筋です。斜角筋は、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋とあり、首から肋骨に付着している筋肉です。特に、息を吸って肋骨を引き上げるときに作用する筋肉で、花粉症、アレルギー性鼻炎、風邪など、「鼻をすする」という動作をする方が異常を起こします。

斜角筋に異常をきたすと手や肩甲骨などの範囲に痛みやしびれ、だるさなどの違和感が出ます。

このような範囲で痛みやしびれが出ます。手や腕に痛みやしびれを発症すると、ヘルニアや脊柱管狭窄症などが疑われることが多いですが、実はこの斜角筋が原因になっていることの方が多いです。

鼻をすする以外にもこんなことで斜角筋を痛める

斜角筋に異常が起こるのは、日常生活でもたくさんあります。この斜角筋は首を前に曲げたり、横に倒したりする作用がある他に、カバンや荷物を持つことが多く肩が長時間下がっている方デスクワークで長時間パソコンを見ている方咳やくしゃみをよくする方にも異常が見られやすい筋肉です。

特にデスクワークの方は要注意です。デスクワークでは激しく筋肉を動かしているわけではないですが、筋肉を硬くすることがあります。それは同じ姿勢をキープするということです。人は同じ姿勢を30分キープするだけで筋肉が硬くなってくるという性質があります。

例えば、1本の映画を同じ姿勢で見て立ち上がろうとした際に「イタタタタ」となった経験ありませんか?そうです。あの反応こそが筋肉が硬くなっている反応なのです。それが斜角筋で起こることで、手のしびれやダルさにつながるのです!

花粉症の時期の手のしびれはヘルニアの可能性は低い

手のしびれが出ると骨に異常があるのかと不安になりますが、その可能性は低いです。ヘルニアという病気は、痛いから病院に行き、レントゲンやMRIを撮ることで見つかりますが、実は痛みがない人にもヘルニアが見つかったというアメリカの医師、サイモン氏とトラベル氏が行った研究があります。病院に行ってヘルニアが原因で手術と言われた方、ちょっと待ってください!もしかしたらそのしびれ、斜角筋が原因かもしれませんよ…

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