腰痛を感じておられる方の中で、「マットレスが合ってないから変えよう」そう思っている方おられませんか?
また、「マットレスや布団など寝具を変えたけど結局、腰痛は解消されない」「高いマットレスを購入しようか悩んでいる」
ちょっと待ってください!
マットレスを変える前に今回紹介する方法を試してから考えてみてください!
マットレスを変えても腰痛は治らない
結論から言います!マットレスを変えても腰痛が治る可能性は低いです!
このようなことをいうとマットレス業界の方から怒られるかもしれませんが、マットレスを変えることがダメということではありません。腰痛になる原因は、マットレスにあるわけではなく、身体の構造にあるんです!
この構造を理解するとマットレスを変えなくても腰痛が治る可能性があります!
背骨の構造
みなさん、背骨の構造をご存じですか?この構造を知っておくといろんな対策ができるので、知らない方はぜひ、ご覧ください!
そもそも背骨というのは、頚椎、胸椎、腰椎、仙椎・尾骨というものがあります。頚椎が7個、胸椎が12個、腰椎は5個、仙椎、尾骨というふうに分かれています。
そして、背骨はこの図のように頚椎は前弯、胸椎は後弯、腰椎は前弯、仙骨・尾骨は後弯という風にS字に曲がっています。腰の痛みはこの脊椎の前弯、後弯がポイントになっています。
上向きに寝る人は腰に負担がかかっている
腰痛の原因は、この腰椎の前弯が関係しています。寝るときの姿勢が上向きの方は特に負担がかかっています。なぜかというと、腰椎は前弯しているので上向きに寝ると、床もしくはベッド、マットレスと腰の間に隙間が空いてしまいます。その状態のまま寝てしまうとずっと腰が宙に浮いている状態が続くので、寝ているのに負担がかかってしまっている状態になります。
そのように寝ることで、朝になんか腰が痛いとか疲れが取れていないということになってしまいます。
負担がかからない睡眠方法
一番、腰に負担がかからない寝方は、上向き+○○と横向き+○○です!
ん!?上向きはダメじゃないの!?という方もおられると思いますが、上向きにある工夫をすることで、負担のかからない寝方になります。
それは、膝の下にタオルやクッションを敷くということです!
これをすることで腰椎の前弯はすこしマシになり、床やベッド、マットレスとの隙間が無くなってくれます!
ご自身で、膝の下にクッションを入れるパターンといれないパターンをやって、腰の下に手を入れてみてください。タオルやクッションをいれないパターンのときにどれだけ腰が浮いていて負担がかかっているかがわかると思います。その腰が浮いた状態だと腰に負担がかかっていると気づくと思います。
次に腰に負担のかからない横向きの寝方です。
横向きに寝ると基本的には腰には負担はかかりにくいです。何も工夫をできない状況だと横向きで寝るのが一番負担はかかりません。しかし、横向きとなると片方が上で片方が下になるので、下になっている側が負担がかかりやすくなります。左右で痛みの差がある際は、普通の横向きで良いと思います。
腰全体が痛い場合は、抱き枕のように毛布やクッションを抱いて寝るということが一番負担がかからない寝方になります。
このような寝方が負担をかけません!また普通に横向きで寝たい場合でも、膝の間にタオルをはさんだり、腕に枕を抱いて寝ると腰への負担は減っていきます!
マットレスを変えるより寝相の改善
冒頭にもお伝えしたように、マットレスを変える前に寝方、寝相を変えてみてください!普段の生活のままでは、背骨の構造上、必ず負担はかけています。「腰」という漢字は、月に要という漢字を書くように人の要になっている部位です。寝方を少し変えるだけでも腰痛は変化していくので一度試してみてください!