夏の暑い日が終わったと思ったら次は冬の寒い時期がやってきます。

そのときに多くなってくる悩みが「冷え性」です。特に冷え性は女性に多い症状で、ほとんどの方が諦めているということもあります。

そこで、今回は冷え性が解消するツボを紹介しようと思います。

冷え性とは

冷え性とは、普通の人が苦痛を感じない気温で腰背部や手足末梢、両足、半身もしくは全身に異常な冷感を感じる症状です。このような感覚を1年間感じている方もいる症状です。しかし、冷え性の原因はいまだに明らかにされていない部分が多いですが、有力な原因は、末梢循環障害説があり、内分泌機能心機能を含めた、循環機能が低下していると言われている症状です。

冷え性は圧倒的に女性が多く、その理由は、月経や更年期障害など、ホルモンバランスが崩れるということが多いということが関係していると言われています。また、甲状腺ホルモンの低下も原因の一つと言われています。

冷え性の原因

冷え性の原因は大きく分けて3つあります。

(1)自律神経障害による冷え性

(2)基礎代謝の低下による冷え性

(3)循環障害による冷え性

の3つです。

(1)自律神経障害による冷え性

自律神経が乱れると身体には色々な異常が見られます。このタイプの冷え性では、足の冷えはもちろんですが、動悸や発汗異常、高血圧なども合併していることがあります。イライラ感が強い傾向にあります。

(2)基礎代謝の低下による冷え性

エネルギーが生成されないことが原因で基礎代謝が低下し、皮膚温が低下するという症状です。このタイプの冷え性では、低血圧、片頭痛、食欲不振などの症状がみられることがあり、朝の寝起きが悪かったり、女性では月経痛が強いということも考えられます。

(3)循環障害による冷え性

東洋医学で「瘀血」(おけつ)という全身の血流が滞った状態、生理的な働きをしなくなった血液という考えがあり、この「瘀血」が原因で循環障害が起こる冷え性のことです。このタイプは、特に女性に多く、骨盤内の循環障害が一番の原因と言われています。皮膚の荒れや月経異常、下腹部の膨満感などの症状を伴うこともあります。

このように冷え性は女性に多く見られます。

冷え性に効くツボ

冷え性は「瘀血」という状態を取り除き、循環を良くするということが一番の治療方法です。

今回、紹介するツボは「血海」「曲泉」「足三里」「三陰交」の4つです。

①血海

太ももの内側にあり、膝のお皿の上内側から指3本分の場所に位置するツボで、血流の改善につながるツボです。字のごとく、血の海で血が集まる場所とも言われます。月経痛などの治療にも使われることがあり、月経痛が強い方のもおすすめのツボです。

②曲泉

膝の内裏側にあり、膝を曲げたときに出来るシワの内端に位置するツボです。このツボは、男女問わず、生殖器、泌尿器疾患などに効果があり、さらに腰痛に効くツボとも言われています。

③足三里

足のスネにあり、膝のお皿の下の外側のくぼみから指4本分下の場所でスネの筋肉上にあるツボです。胃腸の調子を整えるツボです。消化吸収、排せつなどの作用を円滑に行うようにしてくれるツボです。お腹の冷えなどにも効果があるので冷え性の治療には必ず使うツボです。

④三陰交

足の内側にあり、内くるぶしの頂点から指4本分上に位置するツボです。婦人科疾患(月経痛、不妊、逆子)の治療やお腹の冷えに使われるツボです。冷え性で骨盤内の循環障害が原因となりますが、そういった循環障害解消にも用いられます。

冷え性のツボにお灸

今回、紹介した4つのツボを毎日押すだけでも冷え性に対するケアになりますが、冷え性にはこのツボにお灸をすることをオススメします!お灸をするだけでも身体は温まりますが、この4つのツボにお灸をすることで冷え性の改善にもつながります。

熱いお灸をする必要はないので温かいなと思うくらいのお灸を試してみてください!

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