最近はコロナウイルスの影響で在宅ワークが増え、いつも仕事で使っているイスではないもので仕事をすることが増えてきました。そんなときに起こるのが「デスクワーク腰痛」です。

そんなデスクワーク腰痛を治すには治療が一番なのですが、なかなか治療に行けない方に簡単にできる予防策を今回は紹介いたします。

筋肉は30分同じ姿勢で硬くなる

デスクワーク腰痛は、字のごとくデスクワークをしている際に出る腰痛のことを言います。デスクワークが仕事の方は、仕事中8割~9割は座って仕事、作業をされていると思います。人は同じ姿勢を30分続けるだけで、筋肉が硬くなると言われています。そのためデスクワークの方は、1時間や2時間ほど、長い方は8時間丸々、同じ姿勢で座っているので、腰痛が出やすいと言われています。その際、脊柱起立筋という背中の筋肉を使っています。この筋肉は、姿勢維持筋と言われており、姿勢を維持しているだけでもずっと働かせています。入学式や卒業式などの式典で姿勢をよくすると腰が痛くなったりしますよね?それはこの筋肉を使っています。


図:著者 ジョセフ・E・マスコリーノ 監修 丸山仁司 改訂新版 筋骨格系触診マニュアル第2版 引用

この図のように骨盤から首の根元まで付いている筋肉です。

デスクワーク腰痛の原因は骨盤の滑り

デスクワークをするときにこんな座り方していませんか?

この座り方です。これは骨盤が前に滑っている座り方です。このように座ると、脊柱起立筋骨盤に付いているので一緒に滑っています。この状態で長時間、デスクワークをすると腰に負担がかかってしまいます。

この座り方をしてると次は姿勢が悪くなってくるので、このような姿勢にしようと姿勢を良くします。

このようにまっすぐ座ります。これは良い姿勢ですよね。しかし、一見良い姿勢に見えるこの姿勢ですが、かなり腰の筋肉に負担をかけています。骨盤を立てて座っているのですが、これは筋肉を使って骨盤が立つ状態にしているだけなのです。この姿勢を30分も続けようものなら腰痛はすぐに出てきてしまいます。

日本は昔から「姿勢を良くしなさい」という教育を受けてきますが、実はこれは見た目が良いだけで、腰にめちゃくちゃ負担をかけてしまっているのです。よく患者様の中にも座り方に気をつけてるんやけどなぁとおっしゃられる方がいます。姿勢を良くする=身体への負担が減るではないので気を付けましょう。

デスクワークで腰に負担をかけない秘策

この2つの座り方がダメと言われるともうどうしようもないですよね。。。

そこで今回は腰に負担のかけない座り方の秘策を紹介します。ある身近にある道具を使えば、めちゃくちゃ簡単に負担をかけずに座ることができます。それがこちらです。

普通の4つ折りにしたタオルです。これを使えば腰の筋肉に負担のかけない理想的な座り方ができます!この4つ折りタオルをお尻の尾てい骨辺りに引くだけです。

このようにタオルの上に尾てい骨をちょこんと座るイメージで座ります。こうする地面と少し斜めに座る形になり、自然と骨盤が立ってくれて、腰の負担が激減します!

この写真は、特に背筋を伸ばしているわけではなく、普通に何も意識せずに座っています。姿勢もきれいに見えないですか?嘘だと思う方、やってみてください。かなり負担が軽減しますよ!

注意点

こんな簡単に腰の負担が減らせるとはびっくりだとは思いますが、注意が必要です。この姿勢でも同じ姿勢で30分いるとやはり筋肉は硬くなってきます。一つの対処法ではありますので、時間の目安は覚えておいてください。30分経ったら、伸びでも良いですし、少し立ちあがるのでも良いです。少しだけ姿勢を変えてリラックスしてからもう一度この座り方をしてください。

これは個人的な意見にはなりますが、など便利なものがありますが、それも使い方が違えば、効果がないだけでなく、逆に負担をかけてしまうことがあります。わざわざ買うよりまず、これを試してみてください!

この座り方や自分の腰が保てる時間を理解して、デスクワークでも負担のかからない生活を手に入れましょう!

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