野球肩の痛みの原因
野球をしていて、ボールを持たずに腕を振ると痛みはなく、ボールを持つときだけ痛みを感じるということはありませんか?
実際、病院に行くと「野球肩です。安静にしてくだい」としか言われなかった経験ありますよね。。。
実は野球肩は安静にしていても治らないです!実際、僕自身も言われた経験があり、安静にしていましたがずっと痛かった経験があります。1年ほど投げることができませんでした・・・
なぜ、安静にしていても治らないのか?
それは、野球肩は骨の炎症が起こっているだけではないからです!筋肉の使い過ぎによって痛みが出ているからなのです!
炎症で起こっている痛みで言うと、例えば、風邪をひいて喉が痛いとき、知らない間に痛みがなくなっている。そんな経験ありませんか?炎症が原因で起こっている痛みは、安静にしたり冷やしたりすることで、炎症部分が使わない状態になり炎症がおさまって治っていくのです。
しかし、野球肩のほとんどは、筋肉の使い過ぎ(オーバーユーズ)によって筋肉に疲労が蓄積し、硬くなることで引き起こすからなのです。特に野球肩はインナーマッスルが原因になっており、奥深い筋肉が硬くなり痛みを出しているのです。
特にこの写真の棘上筋、棘下筋、小円筋この3つの筋肉が関係しています。
回旋筋腱板(ローテーターカフ)
この三つは肩甲骨の裏側にあり、反対側にある肩甲下筋とを合わせて回旋筋腱板(ローテーターカフ)を構成しています。この筋肉たちの役割は肩関節を保持する(固定する)という大切な役割があります。
例えば、ボールを投げるときに、この筋肉たちがなければ、肩は抜けていきます。損傷してしまうと回復が難しいと言われているので日常生活にも支障が出てしまいます。広島、阪神で活躍された「鉄人」金本選手の引退の原因はこの筋肉の棘上筋を部分断裂したからだと言われています。その中で3シーズンもプレーされていた。まさに「鉄人」ですね。
要はこの筋肉を使いすぎることで、筋肉が硬くなり血流が悪くなり痛みを出すのです。ボールを持つことでさらに負荷がかかり、筋肉を傷めつけてしまうのです。
ボールを持たずに腕を振って痛いという場合は、早く治療をしないと取り返しのつかないことになりかねません。特に学生の時は痛くても無茶をしてしまうので要注意です。私自身が、その経験者でもあります。今はボールが投げれないという状態になっています。
ただ、部活を休むというのは学生にとっては、とても苦痛だと思います。
それを回避するのは早期に治療をすることです。インナーマッスルを治療するには、鍼治療や筋膜リリースが効果的です。
当院では、プロスポーツ選手、五輪代表候補選手の治療の経験を活かした、鍼治療、筋膜リリースを行なっております。痛みがあるけどなるべく部活は休みたくない、週末の試合には出たいと思っておられる方。できる限りの治療をさせていただきます。
一度、京都市右京区西京極「葛野いその鍼灸治療院」にご相談ください。
野球肩のセルフケアマッサージはこちら
院長 礒野功也(いそのかつや)
[…] 野球肩の痛みで投げれない原因は筋肉? […]