人の筋肉には、骨格筋、心筋、平滑筋があります。この3つの内、自分の意思のもと動かせるのが骨格筋です。骨格筋を鍛えると瞬発力やスタミナが上がるのですが、その骨格筋には「速筋」「遅筋」があるのはご存じですか?

実は、瞬発力をアップさせたいのに「遅筋」鍛えたり、持久力を上げたいのに「速筋」を鍛えている人が多くいます。今回はその「速筋」と「遅筋」の違いについて紹介しようと思います。

速筋と遅筋

速筋とは、瞬発力やパワーが必要な時に活躍する骨格筋のことを言います。一瞬の力を発揮したいときに重要な筋肉で、ダッシュやジャンプなどの無酸素運動に向いている筋肉です。ただ欠点としては持久力がないので疲れやすい筋肉です。アウターマッスルに多いので、鍛えると見た目がガッチリしたように見えます。

遅筋とは、スタミナや持久力が必要な時に活躍する骨格筋のことを言います。持久力を発揮する際に必要な筋肉で、マラソンなどの有酸素運動に向いている筋肉です。またダイエットなど引き締め効果のある筋肉で、見た目はガッチリではないけど、筋肉量が多い引き締まった身体にするのには重要な筋肉です。インナーマッスルに多いので、内側から身体を支えている筋肉です。

速筋を鍛えるトレーニング方法

速筋は瞬時に大きな力を発揮する際に必要なので、大きな負荷をかけてトレーニングをする必要があります。できるだけ短時間で少ない回数でも疲れるような重量でトレーニングをする必要があります。トレーニング方法としては、ジャンプスクワットや立ち幅跳びなど、一瞬の力が必要なトレーニングが必要です。少ない回数が良いとされていますが、速筋でもある程度の回数は必要なので、1セット10回×3セットほど行ないましょう!

遅筋を鍛えるトレーニング方法

遅筋は小さな力を持続して使う必要があるので、小さい負荷をかけながら筋肉疲労をかけずに同じ動作を反復する必要があります。トレーニング方法としては、ランニングや水泳、自転車などが有効です。遅筋の場合は酸素をしっかりと取り込みながら鍛える必要があるので自分のペースで反復してやることが必要です。

目的によって鍛え方が違う

今回は、「速筋」と「遅筋」についてご紹介させていただきました。それぞれ鍛え方も違えば、使う用途も違う筋肉です。しかし、どちらかだけがあれば良いというものではありません。速筋のみを鍛えると持久力が低くなるので、スポーツを長時間できなかったり、遅筋のみを鍛えても瞬発力が低くなり、最大のパワーを発揮できません。どのスポーツにも瞬発力と持久力はどちらも重要です。スポーツをやる上で、どんな筋肉があり、どんなトレーニングが良いかを理解することだけでも、パフォーマンスは上がります。もしわからないことがありましたらLINEで無料相談もさせていただきますのでお問い合わせ下さい!

 

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