身体のメンテナンス。最近は、リラクゼーション施設やストレッチ施設などが増えており、自分でメンテナンスをする方も多くおられる時代になりました。車やバイクのメンテナンスは、月に1回や2回ほど行なう方がおられますが、自分の身体のメンテナンスはしているでしょうか?
今回は、身体のメンテナンスについて記事にします。
メンテナンスは必要?
よく「痛くなったらまた来ます!」ということをおしゃられる方がいます。もちろん、それでも良いと思いますが、痛みが出るって、生活をしている上で、なかなかしんどくないですか?それを防ぐためにメンテナンスというものがあります。メンテナンスは必要か?と言われると必ずしも必要というわけではないですが、間違いなく生活をするうえで、プラスになるものだと思います。
歯のメンテナンスは毎日しています
みなさん、メンテナンスって毎日しているって気づいていますか?そう!歯磨きです。歯磨きは、歯のメンテナンスです。歯のメンテナンスをしなければ、虫歯や歯周病などの症状が出てきます。それと同じように体のメンテナンスをしないと身体も痛めてしまうのですが、身体のメンテナンス方法で皆さんが知っているものは、「ストレッチ」ぐらいでしょう。しかも、ストレッチをしている人はかなり少ないと思います。「運動」と思う方もおられますが、運動は残念ながらメンテナンスではなく、身体を使っているので負担をかけてしまっています。
身体は消車やバイクと同じ消耗品
車やバイクは定期的に車検に出したり、自分でメンテナンスを行ないますよね!なぜするかというとメンテナンスをしないと動かなくなってししまう消耗品だからです。実は人の身体も同じで、使ったら使った分だけ痛んでしまいます。運動した次の日、筋肉痛になります。仕事が忙しくなると肩こりや腰痛が強くなります。それがきつくなるとぎっくり腰や肉離れを起こし、運動や仕事ができない状態になってしまいます。そうならないためにも人の身体もメンテナンスが必要です。
東洋医学では「未病」という考えがある
2000年以上前の中国の書物の「黄帝内経素問」(こうていだいけいそもん)の中に「聖人は未病を治す」という一文が書かれており、2000年以上前から予防やメンテナンスの重要性が書かれております。
未病とは字のごとく「未だ病にならず」という意味で、病気になる前の軽い症状の状態のことを言います。五臓六腑が根本につながっているという考えがあり、軽い症状のうちに予防をし病気にしないという考え方です。
実は2000年以上前から身体の予防医学は重要視されており、メンテナンスの重要性がこの部分からも良く分かります。身体の痛みも、軽い症状や、無症状のときに治療をしておくことで痛みという病気にならずに済みます。
メンテナンスはいつすればいいの?
では、メンテナンスはいつすればよいのでしょうか?
答えは、この記事を読んでいる今!です。メンテナンスというのは、痛みが出ない体を維持するために行なうものですので、今すぐに行なうことが重要です。鍼灸院や接骨院に痛みがないのに行ってはいけないと思っている方がたくさんおられますが、実は鍼灸院、接骨院のスタッフはそのような方は大歓迎です。痛みを取ることが一番の仕事ではありますが、痛みの出ない体を作ることも私たちの仕事です。
特に「未病」というものを勉強している鍼灸師は、メンテナンスの重要性に一番敏感です。とはいっても、日本ではなかなかメンテナンスの重要性は周知されていません。
そんな日本だからこそ、このご時世、健康や免疫力が大変重要です。健康や免疫力を高めたいために今回記事にしました。メンテナンスをして、健康な日本が作れるといいですね!