過去の患者様でこんな症状の方がおられました。

「今まで生きてきた中で初めて痛みとかしびれを感じてきたんやけど、しびれとか力入りにくいとかって治りますか?」

お尻から太もも裏へのしびれ力が抜ける感じの症状です。

この患者様は8回で治癒となりました。

同じような症状で悩んでいる方がおられましたら参考にしてください。

症状の原因

この症状はいろんな可能性があります。

しびれが出ているのでヘルニア脊柱管狭窄症、それ以外に筋肉の硬さや疲労からくるもの。

いろんな可能性がある中、お話の中で筋肉が原因かと想定し治療を開始しました。

その筋肉は以前にもご紹介した中殿筋小殿筋です。


図:著者 ジョセフ・E・マスコリーノ 監修 丸山仁司 改訂新版 筋骨格系触診マニュアル第2版 引用

これらの筋肉はお尻から太もも裏ふくらはぎの裏まで痛みしびれが出る筋肉です。

さらにお尻の筋肉なので踏ん張る際にも使い、歩く時にも使います。

その方の特徴としては、ゴルフをされていて、歩くことが多いという特徴がありました。

さらに普段歩くときは、革靴が多く、足もよく疲れるということでした。

そのことから中殿筋小殿筋が原因ではないかと推測しました。

治療内容、経過

基本的には手技鍼治療を行ないました。

1回の治療で10段階の5ぐらいまで症状が軽減しましたが、そこからは少し停滞しました。

2、3,4回目ぐらいまでは一進一退の経過でしたので、鍼治療に電気を通すパルス治療を取り入れたところ、劇的に変化が起こりしびれがほとんど取れました。

その後は、自宅でのストレッチゴルフ後のストレッチを指導させていただきながら、治療を続けたところ、7回目の後でゴルフのコースに行っていただき、ベストスコアを更新!という結果だったそうです。

私も嬉しかったですね!そして8回目に来院された際に、症状も出なかったので治癒とさせていただきました。

その後はメンテナンスは必要ですので、ストレッチケア方法をお伝えしました。

治療期間、ペース

この方の場合は治療ペースは週2回ほどのペースで症状が取れてからは、1週間に1回のペースでした。

期間でいうと1か月半ぐらいの期間でした。

もちろん早く症状を改善するにはもっと詰めて施術をしたほうが良いのですが、その方にも予定がありますのでそのペースに合った、自宅でのケア方法もお伝えさせていただきしていただくことでこのペースでも改善したと思います。

同じような症状でお困りの方へ

適切に適切なペース施術をすることで症状は改善していきますが、患者様のご協力も必要なことはあります。
例えば、

「ぎっくり腰をした際に施術をして少し楽になった後に重いものを持ったらまた痛みがぶり返した」

ということがよくあります。
ぎっくり腰の改善への近道はやはり、「負担をかけない」ということが一つポイントにもなります。

ここは患者様にもご協力をして頂かないといけない部分にはなります。

お近くに住んでおられる方はすぐにでもお力になることはできますが、遠くの方はお近くの専門家にご相談ください。

必ずその症状は改善します。

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