礒野 功也 鍼治療をしたことのある方は、1度は感じたことのある「ズーン」とした痛み。施術の先生には「このズーンがあった方が効果がある。刺激は強いほうが早く治るよ」と言われたことありませんか？
結論から言いますと、鍼治療は刺激が強いほうが効果が高いということはありません！！！
そもそも鍼治療とは東洋医学から始まったもので、簡単に言うと、気血津液という目には見えないけど、身体の中には重要な働きをしているものを経穴(いわゆるツボ)や経絡(経穴が並ぶ道)を使い治療の中で、動かしたり、抜いたり集めたりすることで、症状を改善させていく医学なのです。そこから西洋医学的にも使うようにはなってきているという歴史があります。
東洋医学的な鍼治療は、痛みなく受けれたり、刺さない鍼というものがあったりします。経穴(ツボ)は、皮膚に分布していることが多いので、浅く刺しても経穴さえ捉えれば症状は改善します。手で押さえるだけの弱い刺激でも症状は改善するぐらいなので…。
もちろん、刺激の強い鍼治療を否定するわけではなく、私自身も必要に応じて使うときはあります。ただ伝えたいのは刺激強い＝治療効果があがるではないということです。マッサージも強く揉めば誰しもが治るわけではないです。なので、鍼の刺激が苦手な方には苦手な方なりの治療があるということなんです。
鍼を受けて痛い思いをした方や鍼は受けたことないけど周りから聞いて受けるのをためらっている方。鍼治療＝痛いではないですよ。刺激強い＝治るではないですよ。
当院では東洋医学的、西洋医学的に考察し、アプローチしています。１回の治療の反応にもこだわり施術を行なっております。明日、大事な予定がある。大事な試合がある。そんな悩みにも全力でサポートさせていただきます。一度、ご相談ください！
京都市右京区西京極 葛野いその鍼灸治療院
葛野大路八条バス停すぐ目の前！
院長 礒野功也(いそのかつや)
