私が初めて鍼治療を受けたのは中学2年のときでした。
当時は野球をしており、などを良く痛めていました。その時に母親が治療に行っていた治療院で初めて治療を受けました。
初めての所は緊張もしましたし、私自身の中で治療=痛いという考えがあったので、少し躊躇をしていました。
そんな思いを持って行った治療院で、「鍼治療をします」いきなり言われて、正直ビビりましたし、鍼は痛いと思っていました。しかし、痛みはほとんどなく、あっという間に治療が終わったという印象でした。

このブログを読んでいただいている方で受けたことない方や昔受けて痛い思いをされた方が少しでも鍼治療に対してのマイナスイメージがなくなればいいなと思います。

昔の鍼治療

以前もブログで書かせていただきましたが、昔の治療は、「痛い治療=よく効く治療」という考えがありました。しかも、昔の鍼は高価なものだったので「使いまわし」の鍼でした。鍼自身もやはり、消耗品ではあるので、使っているうちに摩耗していき、だんだん尖ってきてしまう結果、痛みがでてしまうというものでした。

このような形で滅菌処理をしたあとに、保管されていました。衛生面も良くは映らないですよね。

現在の鍼治療

現在の鍼治療では、「痛くない鍼」という文言が増えてきています。もちろん、鍼治療ではありますので多少の痛みはあることもありますが、鍼の商品自体の質も高くなってきており、さらに使い捨ての鍼を使っていますので、摩耗して先が尖るなどの心配はありません。また、「テイ鍼」と言われる鍼があり、「刺さない鍼」として鍼灸業界では有名ですが、こちらの技術も発達してきていますので、鍼が苦手と言われる方でも安心して受けていただけます。

こちらが「テイ鍼」です。こちらは刺さないのでご安心を。

鍼の「ズーン」が苦手な方へ

鍼の刺し方にはいろいろ方法があります。主に用いられるのが「単刺法(たんしほう)」「雀啄法(じゃくたくほう)」「置鍼法(ちしんほう)」という方法があります。

単刺法(たんしほう)

刺して抜いて刺して抜いてを繰り替えし行なう方法。広い範囲に刺激を入れることができる。刺激量が強くなることもありますが、その方に合った刺激量を調整できる方法です。単収縮という反応も起こりやすいので、鍼が苦手な方は刺激量を弱くしてもらいましょう。

雀啄法(じゃくたくほう)

目的の深さまで刺して、その深さで上下に鍼を動かします。ピンポイントでの刺激を入れることができますが、刺激量は単刺法よりも強くなりがちです。鍼が苦手な方にはあまりおススメではありません。

置鍼法(ちしんほう)

目的の深さまで刺して、その位置でそのまま置いておく方法。鍼が苦手な方にはオススメですが、置いておく時間によって刺激量が変わりますので、好転反応などには注意が必要です。もし、好転反応が出た場合は、施術者に必ず伝えましょう。その反応を処置してくれます。
さらにこの置鍼法の場合、パルスという電気治療を用いて直接筋肉に電気を流していく方法があります。鍼に電気と聞くと、恐ろしいと感じた方もおられるかもしれませんが、整形外科や接骨院などで電気治療を受けた方は、あの治療が直接筋肉に来るというイメージを持っていただくとわかりやすいかと思います。大体の方は初めてのときは「怖い」「恐ろしい」とおっしゃられますが、治療後には「気持ちよかった」「楽になった」という言葉に変わっています。

このような機械を使っていきます。小人にトントン叩かれるようなリズムで治療をしていきます。

ただ、無理をすると、反応が出すぎる場合がありますので、無理はないように施術者に伝えましょう!

現在の鍼は安全で痛みも出にくいし、方法もその方に合わせます

このように現在の鍼治療は、一人一人に合わせた治療や鍼の種類、方法、技術がたくさんある時代です。鍼=痛いという治療ではなくなっています。特にこれだけ鍼灸院や鍼灸接骨院が増えているということでいろいろな方法も増えています。今までに対してマイナスなイメージがある方が少しでも減り、身体の健康を手に入れる手助けをできたらと思います。

 

 

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