ゴルフ肘

ゴルフ肘とは

ゴルフ肘は、使い過ぎ(オーバーユース)によって起こる肘の内側の痛みを有するスポーツ障害のことです。上腕骨内側上顆炎と言われで肘の内側の骨付近に症状が出る症状です。特に初心者スライサー中高年に多く、右打ちは右の肘、左打ちは左の肘に痛みが出ます。

骨に直接、刺激が伝わり痛めるのではなく、ゴルフの際に前腕屈筋群を使うことによって、その筋肉に負担がかかり、付着部である上腕骨内側上顆部に牽引力がかかることで、炎症トリガーポイントが発生し、痛みが出る症状です。

ゴルフ肘の原因

ゴルフのスイングを振りすぎたりダフるトップすることで肘の内側に負担がかかることが原因です。また、力まかせに振っていたり小手先でコントロールしようとしたり、握りが強いスイングが原因で起こります。上級者で起こることもありますが、その場合は、道具を変えたタイミングスイングフォームを修正した際に起こります。

上腕骨内側上顆部の炎症が原因と言われていますが、その内側上顆部には前腕の筋肉が複数付着しています。特にゴルフのように前腕や手首を使うスポーツでは、前腕屈筋群を使い過ぎのような状態になってしまい、付着部に負担をかけてしまいます。この症状で厄介なことは、前腕屈筋群という筋肉は、10個近くあり、その筋肉ほとんどが内側上顆部に付着しているということです。なので内側上顆部にかかる負担は相当なものであるので、安静にしていても治らないという症状になります。

当院のゴルフ肘の治療

ゴルフ肘の場合、まずは炎症が起こっているかどうかの確認が必要です。炎症が起こっている場合は、アイシングをする必要がありますが、炎症が起こっていない場合は、手技(指圧)施術で筋肉を緩め、鍼治療で根本を取り除いていきます。特に鍼治療では、10個近くの筋肉が集まっている内側上顆部へ刺鍼していきますが、筋肉は何層にもなっていて、ゴルフ肘のような症状の場合、奥の筋肉まで届かない場合があります。その部分を刺激することによって早期の改善をすることができます。マッサージのみの治療でも痛みが取れないことはないのですが、根本を治していかないと再発してしまいます。その根本を改善できるのが当院の鍼治療です。