ぎっくり腰とは

ぎっくり腰

ぎっくり腰とは

ぎっくり腰とは、急に起こった強い腰痛の通称で、病名ではありません。正式な名称は「急性腰痛症」と言います。ぎっくり腰と聞くと、腰の骨がどうにかなった、腰の神経から痛みが出たと思われがちですがそうではありません。骨や神経が原因ではないので、安静にすることやシップでは、すぐに痛みが取れる症状ではありません。ネットなどの情報で「安静にしていれば治る」という情報がありますが、放っておくと慢性腰痛に移行してしまい、ずっと腰痛を抱えることになったり、ぎっくり腰を繰り返したりすることとなるので注意が必要です。

ぎっくり腰の原因

ぎっくり腰の原因は、骨や神経ではなく、筋肉です。筋肉に急な負荷がかかることで筋肉そのものや筋膜に損傷を起こします。損傷を起こした筋肉は炎症を起こしてしまい、痛みが出てしまいます。さらにその状態で無理に動いたりすると二次的に椎間板や椎間関節などの症状を招く危険性もあります。

ぎっくり腰は急に起こることで有名ですが、実は普段からの疲労や生活の過ごし方が大きく関わっています。普段からの腰の筋肉への負担によって、筋肉が硬くなったり状態が悪くなっているところに急な負荷がかかることによって痛みが出ると言われています。他にも、筋肉は30分同じ姿勢を続けると硬くなると言われており、例えば、１時間のドラマを見た後に立ち上がろうとした際にぎっくり腰になることもあります。

当院のぎっくり腰の治療

ぎっくり腰の一般的な治療は、痛くてもうつぶせになって治療をします。しかし、治療でうつぶせを長時間続けると治療後、立ち上がることに苦痛を感じてしまいます。当院では、無理にうつぶせや痛みの姿勢になっていただくということは致しません。それよりも一番楽な姿勢で、痛みを取ることを最優先に治療をしていきます。手技(指圧)施術、鍼治療を行ないます。鍼治療に関しては、ぎっくり腰専用の「筋膜リリース鍼」という低刺激の鍼治療を行なっていきます。なので、初めて鍼治療をするという方にも好評です。