礒野 功也
今回はシンスプリントの治し方について紹介していきます。
シンスプリントは「脛骨過労性骨膜炎」といい、スポーツなどで足を使いすぎたことで、脛骨の内側やふくらはぎの内側に痛みが出ます。
例えば、部活動のしすぎや大人の方で言うとマラソンなどで、走りすぎたことで起こることが多いです。
シンスプリントになってしまった時に何したら良いかというと、
- まずは運動を止める
- しっかり患部を冷やす
- しっかり治療に行くなどして患部をケアする
この3つをしっかりすると良いです。
ただシンスプリントになる方というのは、そんなに休む暇がないという方が多いと思います。
部活動休みたくない部活動に早く復帰したい方がたくさんいると思うので、
今回は競技をやりながら治して行くという方法を紹介していこうと思います。
とは言っても、歩くだけでも痛いという方はしっかり休んで、早く治すために治療に行く方が良いです。
特にこのシンスプリントという症状っていうのは「後脛骨筋」と言う筋肉が原因になっていますが、この後脛骨筋というのは、上からマッサージだけしてもしっかりとアプローチ出来ません。
マッサージだけではなくて、奥にアプローチできる鍼灸治療をやることで、早く良くなっていくので、もし症状がきつい方っていうのは今すぐ、鍼灸院に問い合わせてみて下さい。
それでは、シンスプリントのケア方法を紹介していこうと思います。
シンスプリントのケア方法
それではシンスプリントのケア方法を紹介していこうと思います。
まずシンスプリントというのは、先ほどお伝えしたように、「後脛骨筋」と言う筋肉が原因になっていますが、「後脛骨筋」という筋肉は、スネにある大きな骨の裏についている筋肉ですが、スネの骨辺りには、ふくらはぎの筋肉があるので、なかなか奥まで触れないです。
しかもシンスプリントというのはスネの内側が痛くなる方がほとんどで、スネの内側をグッグッグッとマッサージしてしまうとかなり痛いです。
スネの内側の皮膚のケア
まずは、スネの内側の皮膚のところから緩めていきます。まずは、脛骨と言うスネの大きな骨を見つけて、この辺りを軽く、皮膚を動かす程度にマッサージしていきます。
動きとしては骨に沿って上下に動かす動きになります。
これは痛くない程度で全然大丈夫なのでその強さでやってください。
押さえて足首を動かす
次に同じ場所を少し押さえていきます。少し押さていきますが、痛かったらこれはやらなくても良いです。痛くない場合だけやっていきます。
この時に、押さえた状態で足首を動かすということが大切になります。
痛いところを押さえていただいて足首を5回ぐらい動かしてください。
痛いところだけでなく痛いところの周りもしっかりと押さえて動かしてください。
目安としては痛い場所の指2本分までの上下のところを押さえます。そして足首を5回ずつぐらい動かしてください。
これで筋肉ってだいぶ緩んでくるんですが、
後脛骨筋の付着部のケア
もう一つは「後脛骨筋」が付着している部分を、ほぐしていきます。これやるとかなり足軽くなります！
ポイントとしてはこの内のくるぶしから少し斜め下の場所に出っ張ってる骨があります。この骨の下の方を押さえながらグリグリしていきます。
ここに関しては痛くて大丈夫です、痛いところを思いっきりやってください。
どこか分からないという場合は、内くるぶしからちょっと下のところを広範囲にかけてグリグリグリとやって下さい。
これをすることによって腱で筋肉が硬くなってるところが緩んだ結果、筋腹の部分も緩んでくれます。
ここは決まった秒数はないです。暇な時にグリグリやっても良いと思います。
ただ、やりすぎると打撲のような痛みが出てきてしまうするところなので、時間は決めてやってほしいなと思います。
足の裏のケア
足の裏もしっかりとマッサージこをすることが大切です。ポイントは特にないですが、しっかりと足の裏をほぐす。
そうすることによって指の動きが良くなります。指の動きが良くなるとしっかりと足の指を使って踏ん張る事ができるようになり、シンスプリントになる方、特有のドンとついてしまう歩き方がなくなります。
おさらいとして
- まずは皮膚を動かすそしてちょっと押さえて足首を動かす。
- そしてこのくるぶしの下の付いてる部分ですね。付着部をちょっと強めの力でグリグリする。
- 最後に足の裏のマッサージをする。
これをしっかりと運動後ももちろんなんですけども、運動前あとはお風呂上がり、そういった時にしっかりとマッサージをしていく事でシンスプリントから早く競技に復帰出来るようになるのでぜひやってみてください。
疲労骨折の可能性
どうでしたか？シンスプリントのケア方法。簡単に出来たと思います。
シンスプリントというのは放っておくと酷くなりますし最悪の場合疲労骨折になっていくような症状です。
しっかりとケアをしないと、なかなか治らなくて学生生活でスポーツが一切出来ないという方もいます。
そうならないためにも、しっかりと今の皮膚のマッサージから足の裏のマッサージ。そういったマッサージをしっかりと自分でするようにしてください。
そうすれば今、痛みがある方も早く競技に復帰出来るようにはなるし、今までにシンスプリントした事があるっていう人もこれをやることによって再発しなくなります。
特にこのシンスプリントは再発しやすい症状にはなるので、しっかりとケアする、治療するという事をやっておけば再発する事もないし早く痛みも取れていきます。
冒頭にも伝えたように、痛みがめちゃくちゃ強いっていう場合は競技はストップした方が良いと思います。特に鍼治療というのは良いと思います。
鍼治療だと後脛骨筋にダイレクトに届かす事ができるので鍼治療をして早く痛みを取っていくという事を最優先に考えて下さい。
このケア方法は、お風呂上がりや練習後にやるという事が大切になります。しっかりと継続してやっていけば筋肉は必ず柔らかくなってきます。しっかりとこれをやってシンスプリントが再発せず、痛みが早く取れて早期競技復帰出来るようして下さい。
